2月からの打ち合わせ。
初期の段階ではなんとなく綺麗になればというお客様の考えから始まりました。
打ち合わせを重ねていくうちにどんどん夢が膨らみ、住みながらのリフォームはできない状況なまでになりました。
予算とにらめっこしながら悩みに悩んだ結果、大胆なリフォームプランが出来上がり、近所のアパートで仮住まいをしていただく事になりました。
あっという間に月日は流れ、気候の良い5月の頭に引越しをしてGW明けから作業が始まりました。
外部はそのまま残し内部は間取り変更もあった為、半分以上解体しました。
1階の床も全て剥がしました。基礎が腐食していなく逆に土もサラサラしていたので、そこがとても幸いでした。

水回りも全て交換する為、設備屋さん大工さんと着々と作業を進めていきましたが、簡単には事を運べず元の水道菅が腐食していたり排水は流れが悪く、全てが集まる排水のマスを掘り起こし筒の交換作業、大工さんは元の床が平ではないので調整しながらの作業。

そんな陽気が良い時期もあっという間に過ぎ梅雨も短く猛暑が襲ってきました。
毎年口にしていることですが今年の夏は去年より暑い!
職人の体力もあっという間に奪われて夕方にはへとへとでした。
そんな暑さの中、屋根の交換工事が始まりました。元が瓦だったので全て下ろし軽量のアルミ板に全て交換しました。
屋根屋さんは10人以上の職人を集め2日間で終わらせてしまいました。
屋根は特に日が当たり体調の心配もありましたが、心配御無用で効率よく仕上げていただきました。中の造作は腕の良い大工さんが手作業でコツコツと仕上げていきました。
お客様は近所に仮住まいされていましたので、進行状況はこまめに経過を見に来ていただきました。
そんな中、途中から色々なアイデアが浮かび急遽、内容を変更した部分もありましたが、大工さんが臨機応変に対応していただきました。
猛暑の中、作業も終盤に入り仕上げ作業にとりかかりました。
システムキッチンは吊り戸棚を設置せずにオープンの空間、対面キッチン、背中には幅広いカップボード、ガスは無くしIHヒーター、扉色はダークグレーとシックな感じに仕上がりました。

室内塗装は床や扉に合わせてダークブラウン、壁紙は各部屋に趣味を活かしてそれぞれのプライベート空間に、便器は人感センサーで楽に座れて、洗面化粧台は幅を広げて手洗いやシャンプーもらくらく、浴室はタイルからユニットバスへと暖かい温もり、照明器具はダウンライトを主に上を見上げればスッキリとした空間に完成しました。




最終クリーニングも無事に終わり、いよいよお客様の検査となりました。
引越はまだ真夏、慌ただしくゆとりがないまま見ていただきましたが、とても感激していただき喜んでいる顔を見たときの感動が忘れられません。引越しも無事に終わりましたが、思い返すと約4ヶ月、期間で言うと短く感じますが内容としてはとても濃い時間でした。
狭いアパートで荷物が溢れ、窮屈な中、生活していただき感謝しております。
M様はコーヒーがお好きで豆からひいていただく味は格別です。
リフォーム後、コーヒーを飲みながらM様とお話をしましたが、お褒めの言葉や感謝の言葉をいただくと、とても嬉しく思います。そのお言葉は弊社にとっての財産です。
M様、約4ヶ月間至らないところが多々ありましたが、弊社に貴重な体験をさせていただきありがとうございました。
ならびにM様を紹介していただいたインテリアが好きなR様、色々とアドバイスをいただきご指導していただいた事に感謝しております。
M様今後とも末長いお付き合いよろしくお願い致します。
外装










階段






玄関





キッチン







バス&洗面所






手洗所



トイレ



リビングダイニング






ウォークインクローゼット







2階 Cafe M













リビング
元々なかった壁を立てて動線が変更されています。








2階 トイレ
元々クローゼットだったところにトイレを作っています。





